「フュージョンマン(Fusionman)」「ジェットマン(Jetman)」の異名で知られる元戦闘機パイロットのスイス人冒険家、イブ・ロッシー(Yves Rossy)さん(50)が25日、背中にジェットエンジン付きの翼を背負って史上初のアフリカ大陸から欧州大陸への横断飛行に挑戦したが、途中で乱気流に巻き込まれて断念した。
ロッシーさんは2008年9月、同じ方法でイギリス海峡(English Channel)横断を成功させ話題になった。
それに続く挑戦となった今回は、モロッコ北部のタンジール(Tangier)で高度約2000メートルを飛行中の航空機から空に飛び出し、約13分でジブラルタル海峡(Strait of Gibraltar)を横断、スペイン南部アトランテラ(Atlanterra)に到着する計画だった。
しかし、雲の中で乱気流に遭遇。飛行が不安定になったため、パラシュートを使って海に着水し、随伴したヘリコプターに救助された。
ロッシーさんは病院に運ばれたが、健康状態には問題はなかった。病院から出て記者会見に臨んだロッシーさんは、「予想より大きな雲があった」と話したが、「危険は全くなかった。望んだ形ではなかったが、すべてコントロール下にあった」とも語り、時期は分からないがまた挑戦したいと意欲を見せた。
挑戦前、ロッシーさんは危険なのはエンジントラブルと翼のコントロールを失うことだとし、「常にプランB(非常時の計画)は用意してある。なにかあれば翼を捨ててパラシュートで着水し、救助チームを待つ」と話していた。
本番ではロッシーさんが設計した幅2メートル、重さ60キロの翼に力を与えた4発のジェットエンジンはいずれも問題なく作動した。
カメラクルーも随伴し、冒険の模様はインターネットとテレビで世界に中継された。(c)AFP
ジェットエンジンは問題なかったようですが、乱気流には勝てなかったようです。
ロッシーさんまた挑戦してくれるのでしょうか。